だんだん気温が下がり、過ごしやすい日が増えてきました。夏の疲れは残っていませんか?
過ごしやすくなると同時に空気は乾燥し、気温が低くなります。
そうなると気をつけたいのが“風邪”。
感染力が強いインフルエンザウイルスが猛威をふるうニュースも毎年のようにあります。
日頃から、風邪に負けない体づくりを心がけましょう。今月は、風邪予防について特集します。
風邪を予防して、元気な体をつくろう!!
Q.どうして風邪をひくの?
A.風邪の多くはウイルスが原因です。
空気の中にただよっているさまざまなウイルスが鼻やのどに入り、鼻水やのどの痛み、発熱、せきなどを起こします。
風邪をひかないためには、ウイルスを体内に入れないこと、体の抵抗力を高めることが大切です。
日頃から栄養をしっかりとって、運動を心がけ、休養をとるようにしましょう。
風邪予防に効果的な栄養素
-
たんぱく質
たんぱく質は、からだの抵抗力を
高めます。
魚介類 / 大豆製品 / 卵 -
ビタミンA
ビタミンAは、のどや鼻の粘膜を
保護します。
色の濃い野菜に多いです -
ビタミンC
ビタミンCは免疫力を高め、
からだの疲れを早く回復させます。
淡色野菜や果物に多いです
これらをバランスよく含んだ食事が効果的です。
また、体が冷えてしまうことで血行が悪くなり、からだの機能低下にもつながるので、鍋料理や、スープ、生姜などの香辛料を使った料理を取り入れることもいいでしょう。
適度な運動
- 外遊びや運動、スポーツを実施する時間を増やす。
- ウォーキング、ジョギング、ストレッチ、体操など軽い運動を行う。
休養・睡眠
疲れの蓄積は、抵抗力を低下させます。
自分の疲れとしっかり向き合い、抵抗力を高め、風邪にかからない体づくりを心がけましょう。
- 長時間テレビを見たり、スマホ操作したりするなどの時間を減らす。
- 夜は、10時~11時までに寝るようにし、1日7~8時間の睡眠をとる。
風邪を予防するために、まずは粘膜にウイルスを寄せ付けないようにし、粘膜に付着したウイルスを体外に出してしまうことが大切です。
そのために有効なのが、“手洗い・うがい”です。
毎日の習慣にしましょう!!
きのこ(茸)
きのこは、「胞子」という菌から大きくなります。
きのこのかさの裏には、たくさんのひだがあり、胞子が作られています。
胞子は風に乗り、着地した場所で発芽し、菌糸を伸ばします。
そこから分裂、成長し、菌糸同士がくっつき、たくさん集まって一つのきのこになります。
きのこはエネルギー源にはなりませんが、食物繊維が豊富でお腹の調子をととのえたり、血液をサラサラにしたりする効果があります。
また、きのこ類には紫外線に当たるとビタミンDを増やす成分が含まれているので、使用前に天日干しをすると、香りだけでなく栄養価も高まります。
ビタミンDはカルシウムの吸収率も上げる、美味しくて働きものの秋の味覚です。
音を楽しむ“食”のことば⑨「ぴりぴり」
香辛料や炭酸の刺激などによく使われる言葉です。
かつては、「ひりひり」も使われていましたが、「ピリ辛」という言葉が定着するくらい「ぴりぴり」も多く使われるようになりました。
これは、現代人が様々な香辛料の刺激を体験することで、より厳密に感覚を表現するようになったからかもしれません。
「ぴりぴりした雰囲気」など、緊張感や引き締まる感じを表現することもできる言葉です。
ぴりぴりする食べ物思いつきますか?
(「食べる日本語」参照)
その他、全国の医療機関の処方せんを受付けます。