デング熱とはデングウイルスが感染しておこる急性の熱性感染症で、発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などが主な症状です。
ウイルスに感染した患者を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者を吸血することでウイルスが感染します(蚊媒介性)。ヒトからヒトに直接感染するような病気ではありません。また、感染しても発症しないことも多くみられます。
潜伏期間:2~15 日(多くは3~7日)
初期症状:突然の高熱で発症し、頭痛、眼(か)痛、顔面紅潮、結膜充血を伴い、発熱は2~7日間持続します。
治療:予防ワクチンはなく、対症療法(表面的な症状の消失あるいは緩和を主目的とする治療法)となります。
発症した人が蚊に刺されないようにする事が必要となります。
注意
市販の解熱剤のアスピリン、ロキソニン等を服用すると血小板の機能が低下して出血が止まらなくなり、症状を悪化させる恐れがあるため、厚生労働省が 自分の判断で市販薬を服用しないよう注意を呼び掛けています。(26年9月16日)
その他、全国の医療機関の処方せんを受付けます。